これまでゆずっこさんの手法をもとに1ヵ月間小ロットでリアルトレードを試してみましたが、どうもうまくいきませんでした。
なぜうまくいかなかったのでしょうか?
その原因は前回の記事で自己分析した通り、「私は手法の意味を理解せず、ただ上っ面だけを真似していたから」です。
このまま上っ面だけをくみ取っていても、この手法を自分のものにすることは難しいと感じました。
私は最終的には自分の生活や性格に合うトレードができるようになりたいわけです。
そのため、まずは「なぜこの手法が作られたのか?」ということを今一度チャートとじっくり向き合って考え、自分の手法を作るためには今後どうしていきたいかを考えました。
ゆずっこさんの手法の3つのポイント
手法レポートやブログを読む限り、ゆずっこさんの手法のポイントは次の3つだと思っています。
- 週足の向きで今週の狙いをさだめる
- エントリーするときの値が東京ラインの↑、↓、→どの位置にいるのかを見る
- 東京ラインを使ってエントリーする
ゆずっこさんの手法ではこの3つを使って、買いか売りか見送りか、エントリーするならどの値を使うかを決めトレードします。
なので、この3つにどんな意味があるのか、なぜこれらをポイントとしているのかを考える必要があります。
チャートを印刷しデータを書き込み、共通点を見つける
手法の3つのポイントを理解するため、初心に返って、印刷したチャートにデータを書き込む作業から始めました。
ひとまず過去4か月分のチャートを印刷し、チャートに
- 東京時間の高値安値
- 一日の高値安値
- 一日のボラ
- 週のボラ
- チャートを見ていて気付いたこと
などを直接書き込んでいきました。
この作業はFXの勉強を始めてすぐにやっていたのですが、当時は何もわからずただただデータだけを書き込んで「特に何も気づかないなぁ…」と思っていました。
しかし検証やリアルトレードを経て、FXの基礎的なことが多少なりともわかったうえで真剣に「気付き」を求めてチャートを見てみると、書き込めることがたくさんあります。
書き込んだこととしては、
- 週の中で、東京ライン(東京時間の高値・安値)は何度も同じもしくは近い値をつける
- 東京ラインにピッタリ引き付けることが難しいときは、その近くの抵抗をエントリーポイントにするとうまくいきそう
- 週足→、東京ライン→で買いエントリーができるパターンは、朝に東京ライン付近で抵抗ができ、それが押し目になる形になる
- 週足→、東京ライン→でNY時間の方向も下だとしても、東京ライン付近で朝抵抗をつくっていなければ売りエントリーできない
- 東京ラインの値ピッタリではなく抵抗を作っているところで入るのが一番いい?
などなど。
毎週トレードノートの印刷はしていますが、「この週はどうだったのか」ということしか見ておらず、今回のように一定期間のデータをまとめてみることでたくさんの気付きを得られることを発見!
チャートをみていて思いついたことを片っ端から記入していくと、検証したいことがどんどんリスト化されていきました。
1週間を通してチャートがどう動いたかに注目する
ゆずっこさんの手法では基本、1週間のうち水木金しかエントリーしません。
また、基本的に週単位で買いなのか売りなのかを決めています。
これは「何曜にどういう状態だとその後こうなりやすい」などの傾向から作られたルールなのだと思いました。
なので、1週間を通してチャートがどう動いたのかにも注目していきました。
この作業でも気付いたことを書き込んでいきましたが、
- 月・火・水・木と安値を更新していくとき、木曜のNY時間の方向が↑でその日の高値をつけていると翌日反転しやすい?
- 月・火がレンジで水曜の朝に東京ラインあたりで止まっていると買いエントリー?
あまり確信的にこうかも!というものは得られず。
継続していけば何かつかめるかもしれませんが、今の時点ではしっくりきませんでした。
手法が作られた背景を考えた結果、自分はどうしたいのかまとめ
チャートとじっくり向き合い考えた結果、ゆずっこさんの手法3つのポイントである、
- 週足の向きで今週の狙いをさだめる
- エントリーするときの値が東京ラインの↑、↓、→どの位置にいるのかを見る
- 東京ラインを使ってエントリーする
これらの意味をまとめ、その上で自分はこのルールを使いたいのかどうか?を考えていきます。
①週足の向きで今週の狙いをさだめる
これは週足の向きで今週の狙いをさだめるルールで、基本的には「この週は売り」「この週は買い」と週が始まる前におおよそのあたりをつけていきます。
が、私にはどうもこの手法を使うことは難しいのです。
先週が終わった時点では↑だったけれど、月曜からガンガン下がってる…というときなどどうしていいかわからなくなります…。
私には使いこなせる気がしないので、このルールは取り入れないで自分のルール作りをした方がいいかなと思っています。
②エントリーするときの値が東京ラインの↑、↓、→どの位置にいるのか
これは朝の時点でその週の東京ラインの上にいるか、下にいるか、レンジなのか、その今いる値からその後の方向を予測するためのルールです。
実際にチャートを見て検証したところ、このルールはとても優位性が高いことがわかりましたし、実際にトレードをしてもしっくりきます。
今後のルール作りにも、引き続き取り入れていこうと思います。
③東京ラインを使ってエントリーすること
東京ライン(東京時間の高値・安値)は、1週間を通して何度も同じもしくは近い値をつけています。
また東京市場は9時の動き出しから一定の方向に伸びていくケースが多く、その9時が高値・安値になることが多いです。
東京ラインを使ってうまくエントリーすれば、東京時間で動いたボラをキレイに刈り取ることが可能になると思います。
しかし、私の場合「東京ラインに引き付けてエントリー」というルールだと、エントリーが早すぎて損切になったり、逆に遅くてエントリーチャンスを逃したり、とタイミングがとても難しく感じます。
「東京ラインに引き付けてエントリー」ではなく、エントリーポイントをもっと明確にするルールが私には必要だと感じます。
以上をふまえると、
- エントリーの方向は「エントリーするときの値が東京ラインの↑、↓、→どの位置にいるのか」を1つの基準とする
- エントリーポイントは、より明確にできるものを探す
ということですね。
同じ期間のチャートを覚えるくらいひたすら見続けたおかげで、ルール作りのための検証したいテーマのアイデアがたくさんあります。
今回の作業で、自分の中でいろいろと腑に落ちたためスッキリしました。
楽しんで検証作業ができそうです。がんばります(*´ω`*)