「わたし色ノート」を販売しているゆずっこさんの手法をベースにルール作りし、ドル円朝トレードをしています。
チャートが週足レンジ・東京ライン↑になるときは「その週の東京ラインに引き付けて『買い』でエントリーする」というルールです。もしエントリー時間に東京ラインが離れたところにあれば見送りになります。
私は検証の結果トータルでプラスになったのでこのルールを採用していたんですが、どうも見送ったあとにチャートがキレイに上昇していくことが多いような気がして、「東京ライン以外のエントリー根拠を見つければ、今より大きなpipsがとれるんじゃないか?」と思うようになりました。
というわけで、今回は
東京ラインが遠くてエントリーできないときは、見送りにするしかないのか?(週足レンジ・東京ライン↑のパターン)
を検証することにしました。
現状の【週足→・東京ライン↑】パターンでの勝率を調べる
現状を把握するために、過去1年間(2017年10月~2018年9月)のチャートで【週足レンジ・東京ライン↑】のパターンの勝率がどれくらいあるか数えました。
- パターン回数 全部で24回
- エントリーできた回数 11回(勝率36%)
- 見送り回数 13回
今のままのルールだと、過去1年の勝率は36%・獲得pipsは81pipsです。
エントリー時間によって勝率に差があることに気付く
ここで、ふとあることに気付きました。
ロングエントリーしたデータをエントリー時間ごとにわけてみると、9時より前にエントリーしたものと、9時以降にエントリーしたものとで勝率がぜんぜん違ったということです。
7時~8時台にエントリーしたものは4回中、3回利確できています。
9時以降にエントリーしたものは、7回中、1回しか利確できていません。
私はいつもエントリー時間を7時~11時台までとしていましたが、【週足レンジ・東京ライン↑】のパターンだとエントリー時間を7時~8時台までにしぼれば、4回中3回の利確、つまり勝率75%、99pips獲得することができます。
見送りにしていた分をエントリーするとどうなるのか
次に、13回分ある見送りにした日にエントリーしていたらどうなっていたのか?を考えてみます。
(見送りにした日のデータ)
見送り分だけで計算した勝率は38%
MT4で過去チャートをひとつひとつ振り返ってみてみると、13回の見送り中、5回は上昇し36pipsとれることがわかりました。
5回/13回中だから勝率38%。全部入っていたら36pips×5回、-9pips×8回で合計108pipsがプラスになります。
時間(8時45分)がエントリー根拠になる
うえの勝率38%は何を根拠にエントリーしたかというと、時間です。
方向があっていた(上昇していく)5回分のチャートは、どのチャートも8時45分ピッタリにエントリーすれば損切にもあわず36pipsとれることがわかりました。
見送り分もエントリーしたほうがトータルで大きな利益を残せる
ここでひとつ問題が出てきました。
【週足レンジ・東京ライン↑】で見送りにした分は、全部8時45分にロングエントリーするとトータルでプラスになる
という検証結果が出たものの、
週足レンジ・東京ライン↑のパターンでは、9時以降にエントリーしたものの勝率が悪かった
という結果も出ました。
今まで見送りにしていた分を全部8時45分でエントリーするとなると、今まで9時以降にエントリーしていた勝率が悪いパターンにまでエントリーしなければならなくなるということです。
にもかかわらず実際に過去1年分のチャートで検証してみると、勝率37.5%で189pips獲得できることがわかりました。
このルールだとエントリーできる回数が格段に増えるので、勝率がそんなに高くなくても一番多くの利益を残せるわけです。
検証まとめ
今回は【週足レンジ・東京ライン↑】のパターンで東京ラインが遠くてエントリーできないときは、見送るしかないのか?ということを検証しました。
検証結果をまとめると、
今までのルール通り見送る・・勝率36%/獲得81pips
今までのルール通り見送る&エントリー時間を7~8時台までにしぼる・・勝率75%/獲得99pips
見送りをやめ、東京ラインでエントリーできないときは8時45分にエントリーする・・勝率37.5%/獲得189pips
となり、結果的に
東京ラインから遠いときは、8時45分にエントリーすればトータルで今よりも多くなpipsが獲得できる
という嬉しい結果となりました\(^o^)/
もともとルールではないところでどうしても入りたくなってしまう自分の気持ちを鎮めるための検証だったんですが、なんとこれがルール改善のきっかけになりました。
(追記)
【週足レンジ・東京ライン↓】のパターンで東京ラインが遠いときについても検証しました。